先日、京都のレトロ建築物のひとつについて書いたら、急に他のものも懐かしくなって、思わずネットサーフィンしてしまった。多くの面で、わたしにとってはアメリカの方が日本よりも生きやすい。でも、アメリカには無い良さを、日本に置き去りにしてしまった感があるのも否めない。アメリカと日本のどっちの良いとこ取りもしたい、ちょっと欲張りなんである。
京都のレトロな建物といったらいろいろありますが、わたしならまず真っ先に銀月アパートメントを思い出します。名前からして浪漫チックでしょ?外壁はしっくい塗り。ところどころ崩れ落ちたり、屋根が傾いたりしていますが、頑張って持ちこたえて欲しい。取り壊しの話はずっと前からあるらしいけど、現在は日本国外に在住している家主が首を縦に振らないんだそうです。振るな、振るな。。。。
以前、管理人室に足を運び、「あのー、ここに住みたいんですけどー」と聞いてみたことがあるのですが鼻にもひっかけてもらえませんでした。希望者が多くて、順番待ちのなが~いリストができているらしいです。
日本に残る西洋レトロ建築は、当然のことなんだけどデンバー周辺の古い建物とは雰囲気が違います。同じようにレンガを使い、窓枠などの細工が西洋風であっても、和洋折衷の趣とはいうのは殊更なものです。ところで、デンバーの建築デザインって古いものも新しいのも、どことなく奇妙奇天烈のような気がするのはわたしだけでしょうか?特に外壁の飾り細工とか色彩感覚とかが、何というか、、、ユニーク?
![tamaerinku3.gif](sitebuildercontent/sitebuilderpictures/tamaerinku3.gif)
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トップページにも行ってください。素敵なイラストをたくさん描いてはります。
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学生の街京都には本屋さんがいっぱいある。その中でも特にお気に入りの木村けいぶん社。まずは、とにかく佇まいが良い。雨にさらされて少しペンキのはげかかった木製の看板。まめに手入れをされている入り口付近。長い時間をかけて、多くの人に大切にされてきたという感じがする。店の中もアンティークで、「情報伝達の速度が増していくばかりの昨今、本の持つアナログ感、情報伝達のスローさなどを大事にしていきたい。」というポリシーそのもの。足を一歩踏み入れるだけで、ほっと落ち着ける。
本の品揃えがまた良い。ほかの店では見つからない奇本珍本が山程。写真や挿絵の美しいものも多い。
雰囲気としてはダウンタウンやCherry
Creak、最近ではHighlands Ranchに新しく支店を出したTattered
Cover Book Storeが近いだろうか。しかし扱っている本は、「日本語で読める」の贔屓目もたっぷり混ぜこんで(笑)、けいぶん社の勝ち。オンラインでけいぶん社から購入した本をTattered
Cover・・・に持って行って、店内でコーヒーを飲みながら読むと良いのかも?
お風呂、、、日本の何が懐かしいってやっぱりお風呂。たっぷりのお湯に顎の下までつかり、泡を飛ばしてごしごし洗ったら桶にくんだきれいなお湯でざあーっと流す。気持ち良いよね~。
アメリカの住宅でも深い風呂桶と洗い場という組み合わせがないわけではありません。でも、なんかちょっと変。トイレ・洗面台と一緒のバスルームにむきだしのジャクージー、そしてその脇に四方を壁で囲った縦長シャワーブース。違うの、そうじゃないの、バスタブとシャワーの間を壁で遮っちゃったら、浸かる→洗う→浸かるの行動シークエンスが途切れてしまうではありませんか、ねぇ。
日本のアパートもユニットバスだったけれど、京都には銭湯がたくさんありました。今日はお気に入りのあのお風呂屋さん、明日は初めてのとこを開拓という具合に、随分いろいろ行きました。レトロな白川温泉や西陣の「太閤様な」船岡温泉も良いし、夏はお風呂上りに疎水沿いを夕涼みしながら散歩、冬はコートの下をホカホカさせながら自転車を漕げば、体も心もほっこりさっぱり。たとえ昼間に嫌なことがあっても最高の気分で一日を締めくくれたものです。
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