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 銀行口座が無いと何が困るかというと、給料を始めとして受け取った小切手を現金化できないのです。州越えの引っ越しをしたとき、以前住んでいたところの銀行にはコロラドに支店が無かったので、口座を閉じて残高分を小切手でもらいました。
大バカでした。
 アパートを借りるお金を現金化しようとしたものの、どこの銀行もコロラドに住所がないと口座を開設してくれないのです。小切手を持ってても現金化できなければアパートが借りられず、アパートが決まらなければ銀行で小切手を換金できないという悪夢の循環に陥りました。
 
 このときはチェック&キャッシュとかペイディ・ローンとか呼ばれるところで換金することができましたが、ものすごーく手数料がかかりました。銀行残高を全額小切手にせず、トラベラーズチェックを買っておくべきだったのです。トラベラーズチェックって海外旅行のためのものだと思ってましたが、そもそもは州外旅行のツールだったと後で知りました。
 
 口座無しに小切手を換金するのは、小額ならば、その銀行に口座を持っている家族や友達に同行してもらって、小切手の裏に自分のと並べて署名してもらうという方法もあります。でも、あまり何回も付き合ってもらうのはやはり気が引けます。
 
 労働許可証が手に入る以前は、社会保障番号がなかったので、わたし名義の銀行口座を開くのはほぼ不可能でした。結婚証明や一緒に住んでいる証拠(郵便物など)があれば、家族やパートナーなどと共同名義(combined)の口座を開くことは可能です。でもこの方法では、小切手に不渡りを出したり残高を赤字にした場合、相手のクレジットヒストリーにも傷をつけかねません。その点は考慮すべきです。

 デンバーを走る電車、Light Railには改札口がありません、無賃乗車してくれと言わんばかり。切符の自動販売機は小さくて目立たないし、表示がちょっぴりわかりにくくて、切符を購入するのに少々時間がかかります。まごまごしている間に電車が来ちゃったら、そのまま飛び乗っちゃいたくなるのが人の心理ってものです(そうかな?)。
 
 でも、たま~ぁに検札が回ってきます。日本の鉄道みたいに、検札が来たら車内で切符買えば良いやというのはできません。無賃乗車が見つかったらその場でアウト。1回目は氏名、住所、身分証明書(運転免許証やパスポート)の番号を控えられ、データベースに記録されます。2回目からはもう許してもらえません。罰金は33ドル、指定された住所に小切手かマネーオーダーを送って払わなければなりません。
 
 気をつけなければならないのは、EnglewoodとOxfordの間の境界線を越えるとき。たった1駅だけでも料金が$2.75に上がります。RTDバスからLight Railへの乗り換えにはトランスファーチケットや、マンスリーパスなどの割引カードをそのまま使えるのですが、この境界線を越えるならば切符を買いなおさないと無賃乗車と同じ扱いです。降りるときに乗り越し清算、という発想はRTDにはありません。
 
 え?わたしは1回も捕まったことないっすよ。友達に聞いた話です、そう、友達にね。 :-)

 デンバー周辺のスーパーマーケット(こちらの言い方では、grocery store)は、King Soopers、Safeway、Albertsonsの3つが代表的です。頻繁に値下げセールがあり、なかなかお買い得です。
 しかし、メンバーズカードを持っていないとセール価格で買い物ができないのです。以前に住んでいたところでは、メンバーズカードは「ポイントをためると**と交換できます」などという用途しかなかったのでわざわざ作らなかったのですが、デンバーの地ではカードがないと困ります。
 このカードは顧客の購買履歴データベースにつながっていて、さらにお得なクーポン券をはじき出してくれたりもします。例えば、我が家ではベビー用品をしょっちゅう買うので、会計の時にレシートと一緒に、ベビーフードやおむつの次回割引券をもらえるのです。これは顧客のプライバシー情報の侵害にあたるのだと、以前ニュースが取り上げていましたが、割引してくれるのは嬉しいので文句のある人はあまりいないようです。
 
 入会の仕方は簡単です。カスタマーサービスのカウンターに行って「カードが欲しい」と言うと、用紙をくれるので名前と住所などを記入すれば、その場ですぐにもらえます。身分証明書は必要ないし、加入料なども一切なし。
 となれば、たった1ヶ月だけの語学研修でも、あるいは観光旅行の途中のほんの数回きりの買い物でも、作らないと損ってもんでしょ。
 
 ところでSam's clubやCostcoという大型安売り店もあるのですが、こちらはメンバーになるのは有料です。Sam's clubは年会費$35~、Costcoは年$45~。元がとれるくらい大量に買い物するなら、この2つもお得です。

 アメリカの大都市の周囲を走る環状道路に470の名前がついていることがある。デンバーの周りにもC-470があるが、これが突然E-470に名前を変える部分がある。
 
 E-470はアメリカのハイウェイのくせに、(”くせに”ってこともないが)有料だ。区間は南北のI-25との交差点を結ぶ東側だが、北はUS-36まで伸びるNorthwest Parkwayも含む。Toll Rd のサインをうっかり見逃して次のExitまで乗っちゃっても50~75セントくらいなものだが、全区間走り通した場合は$10.25。試しに公式ウェブサイトの「Toll Calculator」 で、入口と出口を入力して料金を算出してみよう。料金は車軸の数で違い、自家用車は大抵4輪だから2axises。通勤で毎日利用する場合は、いちいち料金所で止まらなくても機械でナンバープレートを読み取り自動的にクレジットカードから引き落とされるサービスがある。が、割引は一切無し(2005年2月現在)。
 
 旦那さんの通勤路にはちょっぴりだけこのE-470が含まれるのだが、あったりマエダのクラッカーで迂回している。他にこの道を利用しているという人も見かけない。あ、そういえば一人だけいた。この高速道路の職員の家族で、無料で通過できるパスを持っているって人が。。。コロラド道路公団、あんまし商売は上手くないみたい。
 

 アパート探しや就職活動、お出掛け前の下調べに、Yellow.com、RTD(市バス)、MapQuestの3つのサイトは大活躍です。特に車無しで探検や開拓生活(?)をするなら必需品。
 
 例えば、新聞広告(Classified)の求人欄に電話番号しか載っていなかったら、通勤可能な範囲かどうかやっぱり気になりますよね。こういう時にはまず、Yellow.comの逆引き検索のページに行き住所を割り出します。相手の名前がわかっているなら、逆引きする必要はもちろんありません。普通にYellowPageやDexで検索。これらの電話帳ページにはMapQuestなどの地図帳サイトにリンクがあるので、ついでに大雑把な位置や歩く範囲の道順を確認します。最初から住所がわかっているなら、ダイレクトにMapQuestへ。
 最後にRTDの「Trip Planner」で、自分の住所からその住所まで、何番のバスをどう乗り継げば、何分くらいで到着できるのか調べます。
 
 車があるなら、RTDの代わりにMapQuestの「Directions」で、自分の住所からの道順と運転時間が調べられます。CDOT(コロラド交通局)が、コロラド州内の各地の通勤ラッシュや雪の渋滞の状況を、「現在、時速**マイルで走行中」とリアルタイムに教えてくれるので、遅刻できないアポイントがあるときはこれで出発時間の見込みをたてましょう。
 
 最近では、引越し先の候補地の位置をMapQuestで見て、治安の悪い地域ではないか、旦那さんの職場からどれくらい離れているかを調べたり、RTDの「System Maps」ページで周辺のバスの便を見たりという使い方をしています。
 ショッピングモールや博物館など、名前だけは知ってるんだけど、どうやって行くんだろう?なんてときにも便利便利。
 
Yellow.com -Reverse Find(電話番号から逆引きできます)
RTD

 自動車保険がおりるのって、こんなに時間がかかるものなんでしょうか。このくらい日数がかかって当たり前なのか、G****という会社が特にノロイのか、あるいは運悪くたまたま怠け者の担当者に当たってしまったのか、他にデータがないのでわかりませんが、とにかく遅いっ!!
 
 事故からちょうど1週間過ぎた頃、「お宅の車の破損度は修理ができる範囲ではありません。うちの社で処理しますので、Towing会社に電話して保管を解除するように言ってください」と連絡があった。次の日には、「ナンバープレートがないと車を移動できないです」。ナンバープレートは事故のときに落ちてしまったが、必要なはずと思い、車内の見えるところに置いてある。それにしても、車を移動させるだけで何を2日もかけてんだろう。。。。。。?とふと思った。
 
 ***C*社は1週間しかレンタカーを借りてくれなかった。それまでに賠償金を払ってくれないんだから自動的に延長してくれるもんではないのかな、違うのか。そうでなくても交渉してみればと思ったが、旦那さんは「その分は賠償額から引かれるに決まってる。無駄な金は使わない」と言って返してしまった。そうなんだろうか、どうなんだろうか?本当のところを知っている人、誰か教えてください。
 
 次の週になって、賠償額の評価が出たと連絡があった。タイヤを新品の全天候型
に変えてから1ヶ月もしていないんだけどと、ちょっぴりごねてみたが、その分も評価に入っているという。まあまあ妥当な金額だったので、じゃあそれで良いですよと承知した。
 
 それからその後、全く音沙汰がない。
 わたしたちは現在、「家を一軒丸ごと移動させる」という別の案件もかかえていて機動力が必要なときだから、車無しで2回も週末を無駄にするわけにはいかない。待ちきれなくなって、新しい車(いや、古い中古車)を買ってしまった。息子の明日のミルク代が心配だよぉ。わたしら、まじめに勤労して暮らしてんのに、何でこんな危ない橋を渡らなあかんねや~ぁ(ToT)。
 まあ、わたしたちにお金が無いのは*EI**のせいではないんだけど、「その後どうなっているのか、経過報告してください」と何度も携帯の留守電にメッセージを残しているのに、無視って態度はいかがなものか。たまたま電話が繋がっても、「今晩、書類を投函します」とか言って、結局そのまま放ったらかし。
 
 拉致があかないときには、トップダウンで話を通すのがアメリカ流だ。カスタマーサービスに電話して上司の名前と電話番号を聞きだし、「3週間以上経っていますが、あと何日くらい必要ですか?」「連絡を取ろうとしても、彼の方からは一度もかけ直してくれません」と言いつけてやった。その後やっと電話をかけてきたが、何だかんだと言い訳がましい。もう一度、上司に電話して「あと一日だけ待ちます。明日中に書類が届かなかったら、明後日こちらから事務所に出向きますから、その時に全部、小切手を切るところまで完了してもらいます」と伝えた。
 
 書類は届いたかって?来るわけないやん。で、行きましたよ、わざわざコロラド・スプリングスまで。行ってみたら、たった3枚の紙っ切れをその場でプリントアウトして、それにサインして、事故でダメになった車の権利書を渡して、それでオシマイ。
 コラ、トカゲのあんちゃん、TVコマーシャルで歌ったり踊ったりも結構やねんけど、仕事せぇや仕事。

 我が家は現在Highstream.netに加入している。このプロバイダは、なかなか快適だった。不満はないのだが、6ヶ月毎の請求日を前にして更なるコストダウンを考えている。
 そこで、今コロラド州で一番安いんじゃないかと思われるAll2Easy.netを試してみることにした。月額$4.95で、アクセス時間無制限、メールアドレスもホームページ領域もついている。サービス内容に不足はない。ネット上で登録すると、その場ですぐに使えるようになった。早速ダイヤルアップの設定をし、アクセスしてみて驚いた。
 
すんごく、早ぁ~い!!
 
 月額$11.95のHighstreamの5倍速ターボコースよりも早い。これはもう決まりだ、乗換えだ。
 皆さんにお勧めして回線が混んじゃうと困るので、アナタにだけこっそり教えてるんだからね。ここだけの話にしてネ。

 税金の年末調整(tax return)の締め切りは毎年4月半ば。我が家にも、旦那さんの職場から給料証明(W-2 form)が送られてきた。
 
 アメリカの税金申告は、日本のよりも少々複雑だ。まず、所得から控除(deduction)できる項目がたくさんあり過ぎて、自分がどれにあてはまるのか探し出すのが一苦労。さらに、様々な控除項目について、いちいち別の書類を添付しなくてはならない。だから個人でも、会計士やH&R Blockなどの代理店に書類作成を依頼する人が多い。H&R Blockに合衆国と州の両方の書類作成を頼むと、手数料が$100くらいかかるが、それでも頼む人が多いのは、これを上回る還付金(Refund)が返ってくるからだ。この時期、For Saleのサインを掲げた自動車がやたらに止まっているのに気がつく人も多いだろう。数千ドル単位の還付金を手にできるこの季節こそ、車の買い替え時期なのだ。
 
 わたしは昨年、会計士に払う費用をケチって自力で頑張った。もしかしたら、控除できる項目をいくつか見落として損をしているかもしれない。それでも、目を疑うほどの金額が返ってきた。今年は給与のほかに、わたしの自由業収入がほんのちょっぴりあるのでさらに複雑だが、インターネットでダウンロードした書類作成ソフトウェアを使えば何とかなりそうだ。
 
 ところで見落としがちなのだが、還付金は、教育ローンや養育費、借金の返済に自動的に充当される仕組みになっている。昨年、夫婦合算で申告したら、わたしの還付金や息子の育児助成金(child credit)まで全部、旦那さんの前の結婚の子供たちの養育費にまわされそうになり、一瞬我れを失った。こういう場合は、"Injured Spouse Claim and Allocation(Form8379)"を添付すれば、夫婦合算した上で(通常は、jointで計算した方がseparateよりも還付額が多くなる)、わたしと息子の取り分だけ分けて返してくれる。Form8379の送付は、「お宅の還付金は全額、旦那さんの養育費にまわしちゃいますよぉ」とお上のお達しが来てからでも遅くはない。
 
 Tax Return書類作成ソフトウェア、フリーウェアです。
 州の申告書作成には、$19.95のシェアウェアを買わなくてはなりませんが、
 コロラド州は難しくないので、図書館などで用紙をもらってきて手書きで十分。
 インターネットで申告書を送付するe-file(還付金が早く返ってくる)も別料金。
 
個人所得税・節税ガイド (用語の説明とどんな控除があるのかを一覧できます)
Internal Revenue Service(政府のオフィシャルページ)

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